ニッセイ「みらいのカタチ」

ニッセイ「みらいのカタチ」は、日本生命の主力保険商品です。

 

保険会社は日本最大級の会社で、その主力商品といえば、さぞかし良い保険だと思う方も少なくないと思いますが、実際には、かなり大きな問題点のある保険です。

「みらいのカタチ」ってどんな保険!?

みらいのカタチとは、「今までバラバラで売っていた保険の中から必要なものを選んで、それをセットにして売りますよ」というもので、「みらいのカタチ」という種類の保険があるわけではなく、今までの保険をセットにして売るという、いわば保険の「売り方」の名前です。

 

ですから、保障内容としては、特に目新しいものはありません。
どのような保険がセットになるのか、ひとつひとつ項目を挙げてみました。

 

継続サポート3大疾病保障保険 死亡保障を抑え、がん・急性心筋梗塞・脳卒中に重点的に備える保険
3大疾病保障保険 がん・急性心筋梗塞・脳卒中になった場合、一時金を受け取れる保険
身体障がい保障保険 身体障がい状態で「身体障がい手帳」を交付された場合、一時金を受け取れる保険
介護保障保険 公的介護保険制度の要介護2〜5と認定された場合、保険金を受け取れる保険
総合医療保険 入院や手術の保障
がん医療保険 がんによる入院・手術の保障
特定損傷保険 事故で骨折等の場合、お金がおりる保険
終身保険 一生涯の死亡保障
定期保険 決められた期間の死亡保障
生存給付金付き定期保険 定期保険に、3年ごとのお祝い金がもらえる特約がついた保険
年金保険 老後の生活資金を積み立てる保険
養老保険 満期時生存していれば満期金を、途中で死亡の場合は保険金を受け取れる保険

 

これだけ見ても、何をどう選んでよいかわかりませんね。
ニッセイでは、年代別にいくつか代表的なパターンをホームページ上に掲載しています。

 

その中のひとつ、30代〜40代男性向けの死亡保障重視プランを見てみましょう。

ニッセイ「みらいのカタチ」の口コミ・評判 | 保険見直し

出典:https://www.nissay.co.jp/kojin/shohin/seiho/mirainokatachi/pdf/type4.pdf

こういった図を見るだけで頭痛がするという方もおられるかもしれませんが、それも無理はありません。
プロが見ても、どのような保障なのかを一見しただけでは判断できないほど複雑です。

 

例えば、「死亡時2510万円」とありますが、なぜ合計が2510万円になるのか、すぐにピンとくる人のほうが少ないでしょう。
(答えは、「継続サポート三大疾病保障保険」以外の「一時金」合計と、「継続サポート三大疾病保障保険」の一時金の10%を足したものです)

 

わざとわかりにくくしているのかと思いたくなるほど、複雑ですね。

 

「分かりにくい」というのも大きなデメリットだとは思いますが、次は「数字的な」デメリットについてお話ししたいと思います。

 

「みらいのカタチ」のデメリット

1.保険料が高い

以前、ライフネット生命が、生命保険の原価を公表して、いかに大手生保の利益と販売コストが大きいのかが暴露され、業界が騒然となりました。
実際保険料がどれだけ高いのか、上図の一番上の定期保険を例にとって比べてみましょう。

みらいのカタチ定期保険(1000万円 30歳加入 15年定期)
月払保険料:2,800円

オリックス生命定期保険「ブリッジ」(1000万円 30歳加入 15年定期)
月払保険料:1,475円

保障内容は全く同じなのに、「みらいのカタチ」は2倍近く保険料が高いのには驚きです。

 

2.更新型で保険料が上がる

この保険は更新型で、10年ごと(プランによっては15年ごと)に契約が「自動更新」されます。
保障の内容は変わりませんが、保険料が以下の通り上がります

  • 12,292円(30歳〜39歳)
  • 20,479円(40歳〜49歳)
  • 40,791円(50歳〜59歳)

30年間の総支払額は、8,827,440円になります。

 

一般的に30代よりも40代、50代前半のほうが教育費が重くのしかかり、使えるお金(可処分所得)は減っていきます
そんなときに、保障は変わらないのに保険料だけ上がるのってどう思われますか!?

「みらいのカタチ」よりもおすすめできる保険とは!?

「みらいのカタチ」とは違って、

  • 保険料が安いこと
  • 保険料が上がらないこと

それに加えて、

  • 死亡保障だけでなくがんなどの三大疾病の保障や生活習慣病の保障も考慮

した場合、数ある保険の中で当サイトがおすすめする保険は以下のとおりです。

 

1.死亡保障

メットライフ生命スーパー割引定期保険
(週刊ダイヤモンド「保険 見直すなら最後のチャンス!」2016年4月23日号2年連続1位)

 

ニッセイ「みらいのカタチ」の口コミ・評判 | 保険見直し

加入条件

  • さきほどの「みらいのカタチ」の死亡保障とほぼ同条件の2500万円の死亡保障
  • 同じく「みらいのカタチ」を更新した場合と同じ保険期間の30歳加入60歳満了

月払保険料:4,450円(非喫煙優良体)
(保険料は上がりません)

 

メットライフ生命「スーパー割引定期保険」の資料請求はこちら⇒スーパー割引定期保険

 

 

2.入院・手術・治療保障

オリックス生命「新キュア」
(週刊ダイヤモンド 2016年4月23日号「医療保険ランキング」3年連続第1位)

 

ニッセイ「みらいのカタチ」の口コミ・評判 | 保険見直し

加入条件

  • 30歳加入60歳払い済み
  • 保険期間は終身

保障内容

  • 入院日額1万円(通常1入院60日限度、七大生活習慣病の場合1入院120日限度、がん・脳卒中・心筋梗塞の場合は無制限保障)
  • 先進医療特約:2000万円
  • 重度三疾病一時金特約:100万円
  • がん通院特約:1日1万円

月払保険料:7,616円
(保険料は上がりません)

 

オリックス生命「新キュア」の資料請求はこちら⇒新キュア

 

1と2の両方足して、保険料は支払が終わる60歳までずっと変わらずたったの月々12,066円
60歳までの総支払額は、4,343,760円となります。

 

みらいのカタチに入ったと思って保険料の差額を貯金していけば、
8,827,440円(みらいのカタチ)−4,343,760円(メットライフ生命+オリックス生命)
4,483,680円
が、60歳時に貯まっていることになります。

 

言い換えれば、60歳以降は、約450万円の終身保障までも確保されているということにもなりますね。

 

ご興味があれば、資料を請求してじっくりと検討されると良いと思います。

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