結婚による保険見直しの落とし穴

「結婚するなら保障の大きい保険にしないと・・・」
というのは、半分正解で半分間違いです。

 

もし、妻が専業主婦なら、夫の保険はそれなりの保障額の保険にする必要があります。
しかし、妻も仕事を持っているなら、夫の保険を大きくしなければならなり理由はありません。
それをするくらいなら、夫婦の入院保障を分厚くするべきです。

 

保険というのは、何かあったときに経済的に困らないようにするためのものです。
結婚=大きな保障という盲目的な思い込みは、まず捨てましょう

 

 

必要な保障とは!?

まず、終身保障を確保しましょう

今すぐ、10年後、30年後、50年後、いつ万が一のことがあるかは、誰にも予測がつきません。
従って、いつ万が一のことがあっても大丈夫なように、一生涯の保障がある終身保険をおすすめします
金額としては、葬儀費用、お墓代等で、最低500万円程度あれば、一応安心です。

 

この終身保険を土台にして、
妻が専業主婦の場合であれば、夫の保険に、妻の生活資金分の保障を、
子供が出来たら、子供の養育費・学費分の保障を、
「必要な金額」「必要な期間」だけ追加します。

 

ただ、自分だけでこれをやるのは難しいので、
ファイナンシャルプランナーの無料保険相談の利用をおすすめします。

 

医療保障も終身が基本

次に医療保障ですが、これも、保険期間が10年といった短いものではなく、
一生涯保障が続く終身タイプを選びましょう

 

医療保険も上述の終身保険も、保険期間は終身ですが、保険料の払込期間は、「60歳まで」とか「65歳まで」といった短期払いを選べます。

 

保障額としては、できれば入院日額1万円欲しいところです
詳細については、医療保険見直しのページをご覧ください。

既に加入している保険のチェック

結婚前に入っている保険の多くは、以下の2パターンです。

 

1.職場に来る保険の外務員から入った定期付き終身保険

 

  • 終身保険部分の保険金額が最低500万円程度確保されているか
  • 保険金額が過大ではないか
  • 不要な特約がついていないか

をまず確認しましょう。
問題点とその改善策については、定期付き終身保険見直しのページをご覧ください。

 

2.親が郵便局等でかけてくれていた養老保険

この保険の最大の弱点は、満期以降、保障がゼロになることです。
一般的に、養老保険は、貯蓄目的が主で、保障もついているからという程度の気持ちで加入するケースが多いので、
保障については、その金額も期間も不十分であるケースがほとんどです。

 

解約・払い済み・そのまま継続のどれが良いかは、ケースバイケースですので、専門家に相談するのが、一番早くて確実です。